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大七純米生酛Classic2013by
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かぶら
大七 純米生酛クラシック2013by 微かにイエローがかっている 炊飯のような力強い原料香に加え、蜜蝋や椎茸まで思わせる熟成香 10年を経てはいるものの焦がし醤油が出たりマデイラのようになったりということはなく熟成温度は氷温ではないが低温域と推察される どっしりと舌に沈み込むような旨味 じわりと広がる苦味は存外切れがよいのは純米規格ゆえか 余韻は長くテクスチャーも豊満、生酛にも後押しされて複雑性を増した典型的古酒の特徴をうつしていながらも、総合的には取っ組み合うような重量感がないのは15度と意外に高くないアルコールにより感じるのかもしれない 古酒造りにおいて幅広な商品ラインナップを持つ大七の中でも旨味や古酒らしさに振った1本 近しい特徴の商品としては熟成期間も似た楽天命を連想するが、それよりはややライトな印象 1升瓶3,500円弱でこれだけしっかりとした熟成を楽しめるのは破格であるとともに、低精米・生酛・古酒と複雑になりやすい条件下で旨味を引き出しながらもほどよく輪郭を整えて綺麗に仕上げる技術は流石大七といえる