Hori
久しぶりに新政をいただきました。
最後に飲んだ亜麻猫が去年の6月だったので、実に1年半ぶりです。
お米から造られているとは信じ難い果実感で、ラベルの色のイメージ通り、スモモやさくらんぼのようなキュッと甘酸っぱい味わい。同時に木桶の香りをはっきりと感じます。
開栓したての新政のこの果実感、透明感は他ではなかなか味わえません。
冷蔵庫から出したての雪冷えでは透明感のある味わいですが、グラスを手で包んで温度を上げると、草原に花が咲き乱れるように複雑で多種多様な香りと味の要素が開花します。
日本酒の枠を超えて、飲み物として抜群に美味しいです。考えてみたら、新政を飲んでいる時は普段日本酒を飲む時の尺度で味わっていないかもしれません。
私の今の行動範囲では抱き合わせでしか手に入らない新政。十四代、而今よりハードルが高いです。
次はいつどの新政に出会えるのか。
期待せずに待ちたいと思います。