うみねこ
「陸奥八仙」で有名な八戸酒造さんが毎年夏にリリースする「夏どぶろっく」。どぶろっくという名前ですが、どぶろくではなく活性にごり酒になります。
発酵させたもろみを瓶に生詰めし、酵母が生きたまま瓶内で二次発酵するので、高い活性を保ったまま届けられます。精米歩合が69%なのは「どぶろっく」と掛けた遊び心なんでしょうね。
瓶の中で発泡しており、急に開けると噴き出すので、注意しながら少しずつ開けていきました。意外にしぶとく10分程かかりましたが、噴きこぼすことなく無事開けられました。飲む前から謎の達成感!笑
にごり酒なので見た目は真っ白、シュワシュワと大量の微細な泡が出ています。香りはほとんどしません。口に含んだ瞬間、弾けるような炭酸が口の中を刺激します。甘みもありますが、想像していたよりもドライですっきりしており飲みやすいです。後味に洋梨のような甘みが感じられ、フルーティさがゆっくり口の中に広まります。
「どぶろっく」という名前のインパクトに負けない力強さを感じるお酒でした。あと、炭酸ガスを注入していないのにあの発泡感は驚きでした。酵母の底力をあらためて思い知らされました。