ごう
氷温庫からの開けたちは穏やかな吟醸香。丸く柔らかい口当たりにじんわりくる酸味と染みる旨み、奥ゆかしい甘みが後に覗く。中盤から酸の骨角と奥行きが感じられ旨みと共にゆっくりキレて行き最後に渋みの余韻が少し感じられる。14度と少しだけ軽い度数が飲みやすさを感じさすのか、軽やかだから奥行きがある味わい。冷やからは全体に強くなり、日向から人肌は酸が強くなり、ぬる燗から上燗では渋みも増え始め、熱燗ではアル感と共にスル感も、飛びではスル感も強くなるが渋みもより感じる、火入れなので65まであげると酸も減り柔らかさとスルリ感、燗冷ましは優しく後味に酸と甘みも感じれ、ちょい足しには力強さがたされる。花から冷やも良いが燗冷ましも食事によっては良いかも。早瀬浦はほんとうまい。