一本義 仙介🇺🇦
福井県福井市の酒です。
意欲的な取り組みを次々と打つ蔵元。
粋な魚ラベル。なんでもサバに相性抜群の酒らしい。
今日はいい焼き鯖がなく、水煮サバ缶とマグロ、カツオ刺しで迎え撃つ!
キーンと突き抜ける強めの辛味。
すぐにやってくる、ふくよかさ満点、強い花のような香りを湛えた甘さ。芯が強い甘さで強い。
青魚のパンってくる青臭さを甘さで受け止め、強めの香りと辛さが肴の味をサッパリ流していく感じ。流した後にフワッとくる香りが良い。魚の強い味わいをしっかり切っていく。
そして、酒の味わいになれてきて、二杯目の一口目、強さが清冽に、瑞々しさに口がしっかり洗われる。
温めるとどうか。
乳酸系の酸味が立ち上る。辛味がこの酸味に添うように立ち上る。酸味に裏打ちされた辛味に。
こちらは魚の味を撫でるように、包み込むように。そして、やわやわ消える。
冷や、燗どちらも、魚へのアプローチが全然違う顔を見せる酒。実に面白い(ザコシ師匠ではなく福山さん風に)。