Hori
聖酒造さんのHizirizm酒母活性酒をいただきました。
この酒母活性酒は、日本酒の仕込みの基となる酒母をそのまま瓶詰めした一本だそうです。SNSなどで紹介されているのを見て興味が湧き、一度飲んでみたいと思っていました。
評判通り、まずは開栓に手こずりました。ものすごい発泡力なので、吹きこぼれないように注意して開けなければいけません。ボトルクーラーで冷やしながら最初は何度も開け閉めを繰り返し、途中からミリ以下の開度調整で泡が湧き上がるスピードと消えるスピードが均衡になるポイントを探り放置。グラスに注ぐまでに費やした時間は20分以上でした。
果たしてその香りはフルーティそのもの。まるでリンゴのような甘酸っぱく爽やかな香りです。飲んでみても印象は同じで、リンゴ果汁が入っていないのが不思議なくらいのリンゴ感。米からできているのが信じられません。アルコール5度なのでジュース感覚で飲めてしまえます。
一方で、一般的な日本酒と違い余韻や後味の変化などはなく、キレ感とも無縁。とてもストレートな味わいです。
図らずも、いつも飲んでる日本酒がいかに複雑玄妙な味わいなのかを再認識することができました。