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仙禽雪だるまにごり酒
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Hori
12月1日。今年も残り1ヶ月となったこの日に雪だるまを開栓しました。 この雪だるまを以って私の日本酒に於ける冬がスタートです。基本的にいつも購入した順番に飲んでいるのですが、新酒シーズンをリアルタイムで楽しむために10本ほど飛ばしての開栓です。 穴開きのスクリューキャップを捻ると、前評判通り泡が上がってきます。吹きこぼれるほどではありませんが、少し焦るほどには活きの良さを感じさせます。先シーズンの雪だるまではこのようなことがなかったので、全量生酛化による変化でしょうか。 まずは上澄をひとくち。仙禽らしい酸味の利いたライトな味わい。かぶとむしのような鋭角の酸味ではなく、雪だるまのボディのように丸みを帯びた柔らかな酸味。 澱を混ぜると甘み、旨み、苦みなど複雑な味が混ざり合い、これぞ雪だるまの味わい。先シーズンとは製法が変わっているので、その違いを感じ取ろうとしましたが私には分かりませんでした。もちろん全く同じではないのでしょうが、製法が違うのに同じものと認識させることができるところに逆に技術力の高さを見た気がします。 現状、もう一本購入してありますが、すでに2本では足りない気配です。