Kab
生酒です。安定した純米酒を作る蔵のイメージで、地味ながら東北では割と錚々たる酒屋が扱っています。
本領は火入れにあるんだろうなーと思いつつ、酒屋さんのお勧めに従い。
ほんのちょっとですが黄色です。出荷後半年の生熟は伊達ではない。
冷酒。若干リンゴかセメダイン的な香り。
含むと穏やかな旨味が膨らみ、酸味はほんの少しで、強めの苦味でキレます。
単体だと苦味が気になります。2022BY新酒で五百万石というのがもしかすると出ているかもしれません。
が、塩気のあるブルーチーズや漬物、炒め物とはかなり好相性です。
3日目(1日置き)、強い酒質とは思いましたがやはりそうですね。甘旨味が出て、苦味がややマイルドになり、辛味からくるキレというニュアンスになり印象向上。
5日目、45℃のお燗にすると草のような香り。苦味が減退し、シャープになります。40℃だと苦味が結構あり、45℃の方が良いです。
熟した感じは全くありません。中庸〜ややモダン程度で、酒質も強く、モダン中心酒屋の箸休め的銘柄として良いところです。
次はもう少しオーソドックスなスペックの方が良いのか。