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総乃寒菊酒未来50 -Wonderland-純米大吟醸原酒生酒無濾過
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Hori
寒菊の酒未来50を開栓しました。 十四代の高木酒造が長い年月をかけて開発した酒造好適米のひとつ「酒未来」。高木酒造はそんな大切なお米を自社だけでなく、寒菊銘醸をはじめ若い杜氏に提供して酒造りを応援しているそうです。日本酒の未来への種蒔き、まさに「酒未来」の名に相応しい活用方法です。 グラスに注ぐと艶のある淡い黄金色で、香りがとても華やか。他の寒菊のお酒も香りが芳醇なものが多いですが、この酒未来50はその中でもひときわ華やかでフレッシュな香りを発しています。はっきりとしたガス感はなく、じっと見ていると極小の泡がまばらに現れる程度です。 味わいは寒菊らしいジューシーな甘口。きめの細かい舌触りが心地良く、やや粘度のあるテクスチャで口いっぱいに旨みが広がります。甘みの余韻と同時に、それを洗い流すような苦みが訪れ、後切れ良く全てが収まります。総じて雑味がなく味が澄んでいるのは50%精米の大吟醸だからでしょうか。感覚的にはもっと磨いてあってもおかしくない味わいに感じます。 このお酒のおいしさは酒未来の力なのか、杜氏の技術なのか。双方の相乗効果だとしたら、高木酒造の狙い通りといったところでしょうか。