Kab
やまとしずくも種類が多いですがスタンダード、火入れです。
バナナっぽい穏やかな香りが立ちます。
ライチのような果実っぽい酸味を伴う甘味が先にきて、ほのかな米の旨味とともに辛さがたちのぼります。そのまま辛さ優勢でスパッとキレ。
40℃にしても柑橘系の甘みと酸味があり、ほとんど変わりません(フレッシュさはなくなります)。
全体には淡麗辛口酒ですがクラシックではなく、モダンな果実のような味もあります。割とライトで酸が伴い、食事に合わせやすいタイプでしょうか。値段も純吟としては安いですし開栓までは常温保存でき、夏秋を中心とした常備酒向き。
決して派手ではありませんが、シンプルに狙った方向の酒を作る技術力と、情報量豊富な公式サイトをもちあわせ、全国どこでも入手しやすいのは有難いです。