hidekitakako
アッサリしてスルスル飲める。サラッとしていてキレが良い。とても上品な飲み心地だ。食中酒として飲むと、食べ物を立ててくれる。食べ物に合わせてくれる。最近のモダンは甘ったるい。これは甘くない。けれど上撰水の如く、そして相手を選ばない。ガリガリ主張する若い酒蔵も頼もしいが、熟練の酒が到達するのはブッタの如く悟りのある飲み心地、 食べ物と共存出来る優しさだ。しかし、そんな酒は簡単には出来ない。杜氏の悟りがきっと我々の心も、舌から動かしてゆくのであろう。
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