ハヤカワ
最盛期は数千石を製造していた飛良泉も現在は800石の製造石数。その中で、27代目の当主である齋藤雅昭(37)氏が、若手メンバーを中心に頑張っています。その齋藤雅昭氏が考えた新しいブランドに、「飛囀 -HITEN- 」というお酒があります。伝統である山廃仕込を守りながらも、「新しい味わい」「次世代へ届けたいお酒」を目指し造られました。
「他の蔵元がやっていない振り切った味わいのお酒を造らないと差別化ができない」という考えのもと、新感覚のお酒が誕生しました。
ライムやレモンを感じさせる爽やかな柑橘系の香りに、乳酸のやさしい香りが合わさっています。軽やかでフレッシュな口当たりに、やさしい甘みと軽快な酸。それはまるで、若めのソーヴィニヨンブランやイタリアのソアーヴェのような新鮮な味わい。
「温めても飲んでみてください」
と言われ試してみると、(白ワイン温めるの想像したら無理だろうと思いましたが)これまた意外とアリ。乳酸のやわらかい感じが強調され、味わい崩れることなく、ふくよかなコクを感じます。冷酒ならワイングラスで、燗酒なら平盃がオススメです!