susan
実家日本酒days 2021夏 No.7
先ずは冷酒
透明な米。淡い駄菓子
飲む。辛口ピリリ。生酒かと間違えるほど。完熟キウイ系の甘さ。ブドウの皮を連想する苦味。飲み込むと、清らかなキウイ水
次に35℃
パインの香りがプラス
飲む。缶詰のパインシロップ。ゆるやかに甘く、強めの苦味。舌上がざらざらするほどの渋み。ビシッと締められて恍惚としていると、淡いコクがひょこっと出てくる。飲み込むと、クリーミーに清らか
次は45℃
パイン系は継続。水気が飛び、酸味が出る
飲む。ほどけるようにゆるゆる。苦味とコク。三位一体。何も考えずに、ゆるゆると飲み続けていたい。飲み込むと、油分すら感じるほどのコク。恍惚
最後に60℃
全てが静かに落ち着いた
飲む。米糠と、発酵した米糠を焼いたような香ばしさ。舌元が引っ込むように苦い。その一方で、淡い米。思わず唸るような燗が出来上がった。飲み込むと、先ほどまでの表情が「何のこと?」と言うようにすっとぼけている。愛すべき酒だ。
リピートはしないだろう。旨い酒だが、まだまだ冒険していたい。