こるね
<ハツラツ糖分ドカン>
大黒正宗の飲み比べをする機会がありました。片方は新酒、もうひとつは全く同じスペックの5年熟成酒です。それだけでも面白いのに、肴は大黒正宗の酒粕を使った粕汁という粋なはからい。まずは新酒の方からいただきます。
色は透明。
香りは上質なアルコールを中心にミントのような爽やかさがあります。
口に含むと、三温糖のような上品だけどしっかりした甘味とセメダイン感、そして笹の苦味が、いきなりドカン。甘味は後半引っ込むけど、苦味は最後まで続き、含み香がぶわぁっと鼻に広がります。この18度の高アルコール感が気持ちいい! 美味しい!
どこにも書いてはいませんが、生っぽい感じです。でも、長期熟成するとしたら火入れしたくなりますね。火入れだとしたら、その技術が高いのでしょう。僕の舌では判断できませんでした。
ジブリで例えると「紅の豚」でカーチスとの決戦前夜にフィオの目に一瞬映る人間ポルコ。おっさんだけど、意外なことに、甘くて渋い、いい男。こころなしか豚の時より痩せてない?
満足度:★★★★ .
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