Kab
2023年出荷なので蔵元で約1年熟成か。香りはあまりなし。
常温から。含むと米の旨味が強く、多少のシロップ的な熟感と苦味と共にきて、若干の辛さでキレていきます。冷酒だと熟感がずいぶん消えてスッキリ系のやや熟酒になります。開栓1週間後に燗。45℃だと甘味がきますが熟感は抑えめになり、最後に渋味でキレます。50℃だと酸味が勝ってきます。燗冷ましの方がマイルドになります。個人的には45℃か50℃からの燗冷ましがベストですが、冷酒も良い。
旨味があって好みのラインには近いですが、苦味・渋味が若干強い。開栓後変化も少なく、1300円台の安さにしては秀逸です。スタンダード純米が1年熟成というのは東北ではあまり多くはなく、この蔵の思想がわかる気がします。開栓後も20日くらい経ってもほぼ変化なく、まろやかになった感じもします。