susan
先ずは冷酒
粉っぽさと漁港の香り
飲む。ピリリ。濃厚なアップルマンゴーの甘さ、コク。ところどころミルクキャラメル風味。飲み込むと、重たいアルコール感。少しの苦味と渋み
次は45℃
夕方の漁港。港で買った魚で、どんな肴をつくろうか?酒は何にしよう?
飲む。圧倒的米感。甘く濃厚で、ほろ苦い。舌上さらさら。淡い余韻。飲み込むと、少し切ない夕暮れ時
次に55℃
港は夜を迎えた。静かな海。空には満月にかかる雲
飲む。ゆるりと流れる淡い時。この時がずっと続いてほしい。苦く甘く、淡い。飲み込むと、舌元がざらつくような苦味が心地よい
最後に65℃
米糠。アルコール感が強まる
飲む。濃密な三位一体。香りがどうこう、コクがどうこう、ではない。全てが調和。その中でも米のコクと苦味が際立つ。飲み込むと、濃密なのにあっさり
港町が連想される酒は珍しいと思う。イワシやアジ、スルメイカの干物と合わせたいと思った
粉っぽさと港町、そして潮風。その辺りがこの酒のキーワードだろう。
リピートするか非常に迷う
これから数ヶ月の間で何本か空けていれば、それが答えだろう