コタロー
酒屋さん頒布会にて。
酒米は蔵元さんの幼稚園からの親友の方が育てた夢の香。各地で酒米溶けづらい問題が頻発している中、この田んぼは標高700〜800mの高地に位置し寒暖差がしっかりある為、お米の品質も問題なく、蔵としては少し甘みの輪郭を表現した酒質設計をしたとのこと。
香りは酸味アルコールフルーティー。
飲むと生のピチシュワありで、旨みと甘みがじわっと来つつ、苦味が少しある。ぶどうのような深い甘さと渋みが鼻に抜けて、コクでキュっと締まる。余韻に酸味。
開栓後、日が経っても、変に甘すぎに転ばず。甘いかな?と思ったら甘くなる手前でスッと引く、そしてシュン、と消える。お米の甘旨がじんわり。これは出来るヤツだ。
甘みに寄った酒質設計とのことだったが、振り切るまで行かず綺麗にキレるのがバランス良く、美味しく頂いた。