アラジン
第7回 日本酒利き酒の会レポート③-1
レポート3蔵目は南酒造場です。
高知県安芸郡安田町で、清流安田川の水を用いて、清らかで柔らかく力強さを忍ばせたお酒を醸す南酒造場さん。
蔵元の南知秀さんが来られていました。
今回の参加蔵の中では、南は高級スーパーなどに並ぶところも割と見ますし、流通は春鹿と並んで多めのイメージ。
ただ、個人的に南の情報は少なくて、「高知のお酒だしスッキリ辛口な食中酒かな」みたいな適当なイメージしかありませんでした。
南酒造場のお酒は、4酒利きました。
南さんは柔らかな物腰で、興味深い説明など沢山してくれました。
1酒目は「南 純米吟醸生酒 出羽燦々」。
メモは「日本酒らしい香り。酸味の強さと味のりあり。辛口な中に旨味」。
とりあえず「高知県で出羽燦々?」と思って、南の中では最初に利いたお酒。
山形のお米の南が醸されたのは、やはり昨季のお米の高温障害による酒米不足のせい。
蔵が出羽燦々の農家さんと繋がりがあったそうです。
「流石に出羽燦々は四国でもうちだけじゃないですかね。」とのこと。
振り返ると、出羽燦々がしっかり南らしく醸されていたと思います。