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今年も、勝浦の小さな蔵から“風”のように軽やかな一本が届きました。
名前のとおり、透明感のある爽やかさが心地よくて、グラスを手にした瞬間から夏の風が吹き抜けるよう。
香りはふんわり上品で、洋梨や白い花のようなみずみずしさ。
生酛仕込みならではのしっかりした酸が軸になっていて、やさしい甘みとキレのバランスが絶妙。
直詰めならではの発泡感もあって、ピチピチとはじけるガスが気持ちをリセットしてくれる感じも◎
鳴海らしい静かで美しい輪郭を持ちながら、今年はより奥行きを感じる仕上がり。
単に“夏酒”という言葉では片づけられない、造り手の丁寧さと意志が伝わってくる一本でした。