うみねこ
寒菊のひやおろしになります。冬に仕込んだ濃醇タイプの純米吟醸を一回火入れした後に低温貯蔵、数ヶ月寝かせた後に出荷したものになります。ラベルも秋らしく橙色です。まだこんなに暑いのに秋酒が出回っているんですねー。
見た目は黄色み掛かっており、熟成感が出ています。香りはフルーティですが、華やかというよりは落ち着いた印象です。
ます最初に膨らみのある濃厚な甘みが来ます(後で雄町米と知って納得)。そこからワンテンポ遅れて旨みが乗ってくる感覚です。そして最後に苦味や渋みが残り、キレを感じます。個人的には柿を連想させる味わいでした(ラベルの色に引っ張られているかもしれませんが)。
秋刀魚の塩焼きをはじめとした秋の味覚との相性が抜群だと思います。これから飲まれる方は是非お試しください。