Kon_SuKoN
妻には一筋ですがお弁当は幕の内が好きなので(??)、最近は300ml以下の小さな日本酒を買うことが多いです。
基本的に720mlでしか作られないため、ど定番な銘柄が殆んどにはなってしまうのですが、酔鯨さんの吟麗がリニューアルということで気付いたら家にありました、不思議。
さて、酔鯨といえばやはり高知らしいズバッ!!とした辛口ですが、芳醇辛口ということで大分印象が異なります。
まずは純米吟醸らしい、かといって吟風らしいフルーティさは控え目な香りが抜け、米の旨味もこれまたあっさりと、そして後味は程よい酸味と旨味が残り、とてもバランスの取れた飲み口です。
酔鯨酒造といえば元を辿れば幕末から続く立派な老舗と僕は思っているのですが、そこに胡座をかかず蔵を代表する銘柄を大胆にも現代的な日本酒に寄せるというアグレッシブさ…
これこそが老舗が老舗たる所以なんだろうなぁ…とつくづく思い知らせる一本でした。