mana
33%まで磨いた出羽燦々を使い、十号酵母で丁寧に仕込まれたくどき上手の春限定酒。開栓すると、ふわりと漂うのは白桃やマスカットのような気品あるフルーツ香。派手すぎないのにしっかり華やかで、くどき上手らしい絶妙な香りのバランスです。
口に含むと、なめらかでとろりとした密度のある甘みが広がります。甘やかだけどだれず、透明感もあるのがこのお酒のすごいところ。生酒らしい爽やかさや、ほんのり感じる微かなガス感が全体を引き締めてくれて、ついもう一杯…と手が伸びてしまう後引く味わい。
「この価格で出していいの?」と毎年ざわつく1本ですが、飲んで納得、まさに”ご褒美のような純米大吟醸”。香りも味もバランスも、すべてが安定した「間違いない1本」でした。