mana
その名の通り、夢を見ているような時間でした。
グラスに注いだ瞬間から、白桃や花のような香りがふんわりと広がって、すでにうっとり…。
口に含むと、繊細でやわらかな口あたり。
優しくて上品な甘みが、すーっと広がってから、透明感のある余韻とともに静かに消えていきます。
袋搾りの雫だけを集めた、真澄が誇る純米大吟醸の最高峰。
山田錦を35%まで磨き、七号酵母で丁寧に醸されたこのお酒は、まさに“極上”という言葉がふさわしい一本。
華やかさの中に凛とした品格があって、どこまでもなめらか。
記念日やとっておきの夜に、静かに寄り添ってくれるような一杯でした。
夢殿という名にふさわしい、美しい時間をありがとう。