Kab
CWS。遊穂は大当たりでしたが武勇はどうか。以前飲んで極めて良かった純米吟醸にスペック酷似で、手を伸ばしてみました。
初日は寒いのと、以前飲んだ純吟は全温度帯OKだったので、燗から。
まずは40℃。香りは穏やかで、若干オレンジっぽいニュアンスも感じながら、米の旨味とともに結構なアルコールの辛さが立ち上ります。そのまま辛くキレ。45℃もやや辛味重視になりますがあまり差はないでしょうか。むしろ45℃より50℃の方がほっこりします。生酒ですが、温度帯を問わず強いですね。冷めると甘さが顔を出してきて、燗冷まし向きかもしれません。
2日目に冷酒。メロンっぽい香りに、ガス感はあまりなく、含むとメロンか白ブドウのような果実系の酸味を含んだ甘味に、米の旨味の膨らみは少しで、辛くなってスッパリキレていきます。やはり常温に近い方が甘味と旨味が出ますが、キレは少し弱くなります。
旨味とキレが強く、甘味もあり、バランスの取れた綺麗な辛口酒です。温度帯を問いませんが常温近くが良い。以前の純米吟醸よりガス感が弱く、旨味よりキレ重視です。やはりお気に入り銘柄の座は動きません。