腐れ外道
ひやおろしシリーズ其ノ四。対戦したようでしてなかった。
・ジャケ値‥5/10
秋らしい意匠。だが、カッコイイかと聞かれたらそうでもない。
・起‥15/20
臭気はAlc主体のヨーグルト感。含みは円やかな中にもミネラル感アリ。ひやおろし的なじわじわ来る甘旨もしっかり具備。ひやおろし的ではあるが、不動的ではない。
・承‥15/20
甘旨ミネラル感と仄かなAlc苦味の調和が絶妙。舌にノる林檎感に不動を見出せるが、ここでもオーソドックスなひやおろし感が強い。
・転‥16/20
舌の両端にAlc灼けが疾り、甘旨も円さからクリアさに変化。味わいのメリハリを感じてヨシ!
だが、ここまで来ても不動らしさの発現には至らず。唯一無二が欲しい!
・結‥15/20
程良い灼けと、控えめだがしっかりノる甘旨の後口が◯。鼻に衝かないギリギリのAlc昇華臭もナイスだが、結局はこれが良くも悪くもひやおろし。不動最大の必殺技、甘美な昇華臭を発揮する事は無く。
・コスパ‥8/10
¥1,760で購入。さすが企業努力の鬼!
・後評‥ひやおろしの教科書的味わい。さすがにひやおろし飽きてきた…。
●74点
腐れ外道
旨いのは間違い無いが、求めるのはいつも唯一無二感。ひやおろしにソレを求めるべきではないのか?しかし、安定した旨さを求めるならひやおろしである。哲学的沼に沈みそうな秋の夜かな。