Kab
ラベルに細かい年月日表記。仕込み1月、上槽2月、出荷4月。蔵元と酒屋で少しずつ寝ています。
常温から。香りは穏やか。ほんの少しだけパインのような。
含むととろみがあり、結構な苦味もありますが苦ではなく、ともに旨味が膨らんできます。甘くはない。
苦味と旨味が居座ったまま、優しくじんわりと引き上げていきます。
冷やすと常温より苦味が薄くなって、旨味を感じつつ少し軽快に入って苦味でキレるようになります。こちらの方が個人的には好みです。
4日目、燗にもチャレンジ。こちらも苦味は薄くなります。微かな甘味と、やや膨らむ旨味。40℃と45℃は似た感じです。50℃はややアルコール感が強くなります。
旨味が強めで(じんわり程度で凄く膨らむわけではありません)、濃い方向でバランスが取れています。苦味もありますが冷やすか温めると減退します。
熟成系ではありませんが芳醇な方、飲みやすさも相当あります。生酒ですが当然?4日間全く落ちはなし。
モダンかクラシックかどちらに分類するか悩みますが、純大でこれなので、蔵全体としてはやはりクラシックな方向性なのでは。