toyo0111
最初に謝っておきたい、多分寸評は当てにならない。
年次の頂き物、今年は新政ナンバー6のSタイプ。
こればかりはとワイングラスでいただく。
解栓するとわずかに発泡の泡が出る。
ワイングラスの用意は正解、香りからその辺の日本酒とは一線を画す、熟したと言えばよいのか、ワインというとありきたりがすぎるか、強くはないが、確かに凝縮された味わいを想像させる香りがしている。
口をつける、まずは微発泡の軽い刺激が下をつく。我慢できずにそのまま喉に通す。日本酒とシャンパン、それにセミヨンの白ワインの良いとこを持ってきたような濃縮感がこの一杯のダイジェストだろうか。同じ日本酒でこうも違う味わいを醸せるのかと感心してしまう。感心してる間にキレてしまう。キレが良いというよりも、キレてしまうというのが正直なところだ。
これを飲んでも日本酒は語れない。だが日本酒を語る上でこれは外せない、そんな一本である。