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DATE SEVEN SEASON2 episode4 浦霞style -伝統の海-
宮城県の7つの蔵がコラボして酒を造る年に一度の企画。この酒の予約を忘れないようにすることが近年の毎年上半期最大にして最重要の責務となっている。
2つの蔵がリーダーを務め、それぞれ1本ずつ仕上げることになっており、これは浦霞の佐浦がリーダーを務めた作。
毎年手の込んだラベルにも注目で、今回は浦霞が蔵を構える塩竈市の海岸線をモチーフにしており大変おしゃれ。
さて船頭多くして船山に登るとも言うように7つも蔵が集まって果たして完成度はいかほどかという話になるのだがそんな心配は一切無用。
リーダー蔵である浦霞の味を骨子にしつつ他の各蔵それぞれのニュアンスも感じられ、それでいて全体のバランスは完璧。特に口に含んだ瞬間に広がる甘みから旨みへのスライドが滑らかで、とかく美しいの一言。叶うものならこの味を額縁に入れ飾りたい。
年に一度の貴重な酒なのに美味すぎるせいで一瞬で消えてしまうこと唯一の欠点。飲みきってしまえば織姫と彦星がごとく来年の七月七日まで丸々一年待ち焦がれることになるのだ。儚い。