ながやん
訳あって開栓が遅れてしまいました。
もはや自分が説明するまでも無いであろう、
日高見の「希望の光」。
裏ラベルに書かれた説明を熟読しながら、
常温で頂きます。
「光」「希望」「吟醸」というワードから、
どこか華やかなイメージを持って飲みましたが、
それは浅はかな考えでした。
味わいは、
どこまでも清らかで、穏やか。
いっさい、外行きの化粧をする事なく、
ただただ全てを包み込んでくれるような優しさ。
余韻もしつこ過ぎません。
表現の方法が難しいのですが、
ここまで「寄り添ってくれる」と感じたお酒は
初めてです。
きっと、どんなお料理にも、
飲み手がどんな気分の時にも、
合わせられるお酒でしょう。
ごく普通の日常を送れて、
こうして日々お酒を飲めている。
きっとそれが、誰かにとって
希望の光。
日常の有り難みを痛感させられました。