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能登に想いを馳せつつ、熟成酒シリーズ第2弾。2024年1月入荷直後で、SECOND=2年熟成とあるのでおそらく2021BYでしょうか。
寒いので45℃から。やはり熟成酒っぽい香りが立ち上ります。含むと結構最初から辛いですが、干し柿かシロップのような甘さと酸味、炊き立てのような米の旨味も出て、最後また辛さでキレていきます。
50℃にも上げてみます。キレはそのままに、最初の甘味が穏やかになります。こちらの方が好みです。60℃になると酸味が強くなり、やはり50℃が最もバランスが良いです。常温でもあまり変わらず安定していますが、やや辛さがマイルドになる代わりに酸味と苦味が全面に。これも悪くないですがやはり燗か。
キレと酸味のドライ系熟成酒、どの温度帯でも安定して完成度高く、結構好みのラインです。煮魚良いですね。CWSなので通常ラインからは外れますが、この上手な熟成のさせ方では、通常品を中心に積極的に飲んでいきたいところです。