腐れ外道
再戦熱望案件。基本系にこそ真に迫れるモノが有る。
・ジャケ値‥8/10
地の面積が狭いのも工夫の一つ。スッキリ収まってる。
・起‥18/20
色相は無論クリア。若干の気泡アリ。臭気は芳しき麹臭。含むと舌先への酸とAlc由来の苦味&甘旨の三重殺。
ストレートな味わい。キツいとかエグいとか一切無し。佳酒のアプローチそのもの。
・承‥17/20
吟醸臭がとにかく芳しい。奥にはパイナップル系昇華臭。酸は若干残る程度。一旦、甘旨も多少落ちて行くが…→
・転‥19/20
甘旨の文明開化。Alc感を踏み台に一気に甘旨が戻って増す(多少粘度を帯びるのもイイ感じ)。
しかも昇華臭まで多幸感に満ちるヤツである。苦味もアクセントになり、SAKEっぽさを演出する。
・結‥18/20
甘旨と苦味が乗っかる感じが残る。落ちない所に好感を覚える。完成度が高い。
温度が上がると多少ぼやけるものの、代わりに酸が際立ってコレはこれでヨシ。
・コスパ‥9/10
¥1,700で購入。酸や発泡で誤魔化さない。味わい勝負の正統派。
・後評‥味わいは完璧だが、キレが気持ち程度際立つ。だがほぼ完璧。
●89点
腐れ外道
温度の変化にあまり左右されない。これも佳酒の具備条件。終始吟醸臭ムンムンかつ、甘旨も感じる。
終始透明感に徹する所に献身を見出す。ちゃんと甘旨の輪郭が残ってる点がスゴい!