flos_lingua_est
蔵出しレビュー80
2〜3年ぶりの、お久しぶりの篠峯 遊々です。今回はなんと一升笑笑
立ち香は爽やかな柑橘を想起させる酸を感じます。含んでも柑橘の香りが実に爽やかです。
甘味はあんまりないので辛口に当たりますが、旨味をはじめ、香りや酸味があるのである種の飲みごたえもあります。
苦味が早い段階から出てくるのですが、香りや酸と相まってジューシーな柑橘類を薄皮ごとかじったような印象です。ポンカンとかそういうのがイメージに近いかな。
アボカドにごま油と塩を少々かけて食べましたが合いますね〜。長芋と豚バラの中華炒め…もちろん合います!和洋中に幅広く対応してくれる懐の広さが素敵。
そして千代酒造のお酒は日が経つにつれて角が取れて美味しさが増してくるのが特徴です。毎日訪れる少しの味変は常に美味で、甘味の少ないお酒に許された特権だと思っています。9日目にして常温で奥の方にワインに通ずるブドウっぽさを感じてコレがまた美味かった〜笑
派手さやポップさはないので万人に素晴らしいかと言われたら違うかもしれませんが、食事と楽しむ良さが分かる方には素晴らしいお酒になり得るはずです。