Kab
宮沢賢治の米(飯米)で醸した酒。2023年1月出荷なので若干の蔵元熟成後のようです。
冷酒から。色は少し黄色。よえもんらしいセメダイン香がほんのりと。
含むとガス感がほんのわずかにあります。酸味が先立ち、ジューシーな熟した柑橘系の甘味と米の旨味が少し膨らんで、キレは苦味でじんわり。
1日挟んで3日目に燗。40℃。セメダイン臭はなくなり、かなりキレ重視になります。口に入った時からツンとくる辛味がきて、若干なでる程度の甘味がありつつ、ドライながら旨味がやや膨らんでまた辛味でキレます。45℃、50℃も大きくは変わりませんが香りがやや出てきます。冷めても旨味があって良いです。
燗も良いですが個人的にはやや冷酒向けでしょうか。2年熟成でこれなのでよえもんとしてはモダン寄り、バランス重視では。飯米としてはかなりのバランス志向に思えます。
綺麗で良い感じはします。野菜サラダ・おひたし、にしん、牡蠣、いぶりがっことなんでもOK。