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栃木夏酒シリーズ、その1。望です。
「薄い酒ではなく旨味がある」とのことだったので購入。
蔵元公式で常温を勧めているので、2時間前に冷蔵庫から出して常温から。
五百万石は今年は、という感じもしますがどうか。青瓶ですが色が濃いのと5月出荷なので問題はないでしょう。
清涼感のあるスポーツドリンクとアルコールが混じったような香りが穏やかに。火入ですがガス感もほのかにあります。
含むと米の旨味がやや膨らみ、その後急速にアルコールの辛さが増し、ドライにキレていきます。
冷え冷えでも問題ありませんが、常温の方が旨味は感じられます。
4日目には苦味が強くなってきました。
ドライな食中夏酒ですが旨味もあり、よくまとまった純米酒として好印象。酸味がほぼなくガス感があるので、むしろ夏のサラダや果物に合います。
5月出荷で青瓶というだけで、正面から夏酒と謳ってはいないのもミソでしょうか(七水の純米DRY8やクラシック仙禽よりもクラシックな酒です。常温推奨でもあります)。
栃木的な感じはしないのですが、北関東3県で考えればこういうタイプが典型的なひとつの形のような。