Hori
寒菊銘醸のディスカバリーシリーズの一本、ニューセンセーションです。
全量千葉県産米のうすにごり無濾過生原酒で醸される同シリーズの中で、コシヒカリを使って醸されたのがこれです。
食用米の代表格コシヒカリを食用米と同等の精米歩合90%で用いた理由は、食べるお米で美味しいお酒を作ってみたいという探究心からのようです。
シリーズ自体が挑戦や発見を目的としたチャレンジングなお酒のようなので、消費者としても新しい出会いが期待できます。
4種あるシリーズの中で最も味わってみたかったのがこのコシヒカリ版です。以前から酒造好適米がなぜ酒造好適なのかに興味があったのですが、裏を返せば食用米のお酒を知るのが酒造好適米を知る近道になると思ったからです。
コシヒカリのお酒は低精米から来ているであろうしっかりとしたお米の旨みを感じさせ、それでいて口当たりは軽く、ガス感も手伝ってスイスイ飲めてしまう軽快さを持っています。食事に合わせやすそうと感じるのは食用米から来る先入観でしょうか。
コシヒカリをここまで美味しいお酒にするのは並大抵のことではないのでしょうが、上述の疑問はこれでまた振り出しに戻ってしまいました。