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ヤマカン
同じく宮城の蔵である勝山酒造とのコラボ酒で、去年に続き2度目。DATE SEVENのように担当する工程を分けるのではなく、それぞれで
造った酒をブレンドするという形のコラボ。
派手さはないが実直に米と向き合い一本芯の通った酒を醸す阿部勘と、香り高く鮮やかに品の良い酒を造る勝山。美女と野獣がごときある種の対称性を有した2つの酒蔵が交わって生まれる酒はやはり名作。
爽やかな香り、シャープに広がりながらもエッジ部分は華やかな輪郭、ふくよかな旨味。両者の良さが完璧に調和した非常に完成度の高い仕上がりになっている。
日本酒のブレンドなど考えたこともなかったが簡単なことではないだろう。いわんや方向性の異なる2種を混ぜる場合をや。それをここまで仕上げてくる技術力は並大抵のことではない。流石である。