Hori
Ocean 99シリーズ青海に続いて星海を開栓しました。4月リリースの空海から始まったOcean 99夏酒三部作もいよいよ大トリです。
6月にリリースされた青海と星海はどちらも九十九里の夏をイメージしたお酒ですが、青海が昼の海、星海が夜の海のイメージだそうです。
暗色の瓶に紺色のラベルは確かに夜を感じさせます。ラベルにはさらに星が散りばめられていて、夜空の星、磯の匂い、そして潮騒が聞こえてくるようです。
グラスに注いだ見た目は青海とほとんど同じ。極薄い淡黄色でややとろみあり。次第に細かく発泡するのも同じです。
味も方向性は似ていて、瑞々しくフレッシュでフルーティ。甘さが強くて酸味があり、最後に苦味を残す。
違いを挙げると、抽象的ではありますが青海の方がどっしりと力強く、星海の方が線が細く繊細に感じました。吟醸と大吟醸の違い、出羽燦々と彗星の違いが複合的に影響して味わいの違いになっているのでしょう。
青海はどこまでも続く大海原を目の前に眺めながら、星海は星空の下、夜の海風を感じながら静かに飲みたい。そんな気分にさせてくれる最高の夏酒2本でした。