新舘幸樹
半年ぶりの神奈川のお酒です。
今回のお蔵さんも初めてになります。
今日は刺身にしようと思っていたので、このお酒をチョイスしてみました。
スクリューの開栓から。しぼりたてなので、想像以上に香りがあります。が、むかしの日本酒の香りです。イヤな予感。
新酒らしくピチピチ感が初めにきます。そして、辛味と甘味が同時にやってくるのです。最後は苦味。この苦味の余韻が結構ながめです。これは燗酒にしたほうがいいのかもしれません。いまひとつキレがなく普通のお酒という印象です。
そして、刺身と合わせてみます。自分のなかでは、相模湾といえば、しらすとアジです。今回はアジと合わせてみました。
すると、ビックリです。しっかり身の締まったアジとこのお酒は、とてもいいです。マグロもなかなかです。強めの苦味が魚と中和されてキレがでてきます。
また、本ツブ貝との相性は貝の甘味を引き立てるのです。
魚料理にはとても合いそうなお酒です。煮魚もいいと思います。
肉料理に合わせるにはボリュームが足りないような気がします。久しぶりに合わせる楽しみを感じたお酒です。