Kab
初日は40℃の燗でいきます。
米っぽくラムネっぽくもあるやや爽やかで穏やかな香り。含むとかなり強い金属っぽいミネラル感を最初に感じ、辛さとともに米の旨みが膨らんできて、じんわりと引き上げます。
2日目に常温に近い冷酒(10℃くらい?)。やはりラムネ的な香り。ガス感もほんのわずかにあり、金気とグレープフルーツっぽい酸味を感じ、旨味とともに徐々に辛くなってキレていきます。どちらも良いのですが冷酒の方がややクセがなくキレがあるので、個人的には冷酒でしょうか。
ミネラル感も旨みもある新潟系淡麗酒です。個人的にはちょっと金気が強く感じ、後ほんの少しミネラル感が後ろに隠れる方が好みですが、ほんのわずか。
「あ、これは新潟の酒だ」と一口で納得しますし、高い完成度の食中酒です。
開栓まで1ヶ月常温保存で問題はなく、モダン中心酒屋のバランス調整としても良いです。