Kab
4年11月製造。ゆきの美人は小仕込みですから結構寝ている部類と思われます。
ガス感があります。
冷酒から。柑橘っぽくミントっぽくもあるすっきりした香り。
結構熟した甘さが一瞬だけくるのですが、その後にすぐにアルコールというかミントというかのスースー感が漂い、苦味というか酸味というかでキレていきます。
燗にすると、まず酸っぱさを感じます。その後、旨味が膨らみ、キレは苦いというより辛いというところになります。
40℃より45℃の方が酸っぱさがまろやかになります。50℃だとかなり辛さが立つので45℃くらいが一番良いか。一番良いのは最もまろやかになる燗冷まし。食中酒としても色々合います。特に黒にんにくが良い。
燗だと酸っぱく冷酒だと苦くという個性派ですが、スッキリドライで、どちらかといえば夏むけでしょう。アルコール感もあって酒っぽくかつドライ、というあまり他にない感じがします。
冷酒だと旨味が物足りなく苦味もあるので、寝ていることもあるでしょうが私は燗が良いです。