FSB
5月、La Jomonさんにて購入。
元々福島は浪江にあった蔵が震災で喪失し、山形にて再起したのが鈴木酒造店の長井蔵。
現在は浪江の蔵も稼働しているのか、裏貼りは元々の浪江の所在地のものと、長井蔵の2種類が混在しているようです。
仕込みはR4BYなので1年熟成もの。
雄町の熟成酒は飲んだことがないので、好奇心が高まります。
まずは冷酒から。
グラスに注いだ色は淡いべっこう色。
香りは、べっこう飴のような淡い甘さのある香り。
飲むと、柔らかくふんわりとした酸味とアルコール感が印象的。生酛特有の柔らかさとも少し違う、もっとタッチがライトな感じ。
それから、熟成酒的な甘みと米の旨み。かと言ってそこまでどっしりではなく、アタック強め、後味控えめな印象。
続いてぬる燗(40℃)。
沸騰した湯の火を止めて、徳利を浸けて3分30秒。
これはすごい!
燗にした途端、甘みと旨みがグンと引き立つ!
これは迷うことなく燗にすべき酒ですね。
最近立てた仮説として、冷酒で飲んだ時の味わいが淡いものはぬる燗以下、濃いものは熱燗以上の温度帯にするとちょうど良いような気がしています。
燗酒はいいぞ。