Kab
佐藤酒店PB。4月製造。「売切間近でした」「きちんと冷やして飲んでくださいね」とのこと。
製造所は辯天の酒蔵、後藤酒造店です。辯天は山形のモダン酒ど真ん中の印象がありますが、どうでしょうか。
結構香ります。熟したりんごという感じもしますが、やや蜂蜜っぽくもあるでしょうか。
含むと結構酸味があります。酸味・苦味・甘味が均衡をとりつつ口に入ってきて、甘味が旨味に変わり、その後苦味が辛味に変わってキレていきます。
とてもバランスの良い味わいです。落ち着いていて、モダン吟醸でも火入ならではの良さでしょうか。そこまで甘さが勝たず旨味も意外とあります。
このブランドは20年ぶりだそうで、二度と飲めない可能性もありますが、辯天・じゃがらもがらも是非飲んでみたいです。
3日目になると甘味が弱く、苦味が強くなります。うーん・・・。
日本酒は1日1合程度が適量とされる中、開栓わずか1〜2日で明確に落ちるものを売っていいのか、業界全体の課題ではないでしょうか。こうも続くと書きたくなってしまいます。