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Shinanotsuru純米純米
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なべ
複雑豪壮系を燗でいただく事が多いため、フランカーとして冷やで気軽に旨い一本を冷蔵庫に常備しています。今回は長野の小作り丁寧な仕込みが冴える信濃鶴。階級は純米ですが、吟醸香が豊かで、もちろん純米の旨味も兼ね備え、その上良心的すぎる価格設定。 信州のイメージバイアスでしょうか、とても林檎を感じます。スーパーに並んでいる低温貯蔵庫連泊したリンゴではなく、木から捥いできたばかりの林檎。「見た目はイマイチだけど、蜜がいっぱい入って旨いよ」って農家のおじさんが分けてくれたような林檎。ジーンズでこすると表面の天然フルーツワックスでツヤッツヤを、ガブリ。おじさんの日に焼けたドヤ笑顔。 なんて書きながら、実は私、林檎の食感が苦手。なんか、歯ぐきヤラレそうな恐怖感。子供の頃に観たハミハキのCMがトラウマ化してしまったのでしょうか?大人になっても克服できなかった代わりに、今は信濃鶴があります。よかった〜