米まっくす
天明 / 福島
天明 MITSUGO「赤」 氷温熟成酒
てんとう虫のような
目を惹くジャケットを見て一献。
ポップな見た目に反して
88%と言う低精米酒。
口にするとふわっと旨味が広がり
熟した果実感が顔を出す。
香りは控えめながら嫌な雑味も感じない。
もっと激しく暴れるかと思ってたら
上品なてんとう虫ですこと( ´∀` )
低い精米率が
気になったので調べてみると
杜氏の方が1%ずつお米を削り、
糠を舐めながら確認して
12%のあたりで甘味、旨味が
落ちたのを感じたとのこと。
一般的に磨けば磨くほど
雑味が取れて上質なお酒とされるが
お米の外側の雑味も含めて
旨味と考える新しい概念の一杯。
杜氏の方の思いを知ってから再度頂くと、
思いに舌がフォーカスされて、
味の感じ方が変わりまた美味しい。
つくづく日本酒は
作り手の思いと一緒に頂くものだな、
と感じたお酒。
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□クラス
純米酒
□蔵元
曙酒造
□米
雄町
□精米歩合
88%
□アルコール度
14%
□日本酒度
+3
□酸度
+1.4
□アミノ酸度
+0.8