abibuta
2023年9月3日
自宅にて晩酌。
帰省中の姉をもてなすべく酒を開ける。
この日のテーマは「二度と飲めない酒」。
廃業した蔵の酒を取り揃えてみた。2本
目は八幡浜・小泉酒造の鯉の勢 吟醸。
少し前に愛媛県酒造組合HPの蔵元紹介
ページから名前が消えていたので気に
なっていたのだが、どうも今年に入っ
てから閉業してしまったようだ。行き
つけの酒屋に1本残っていたものを購入
し、開栓する。製造年月は2021年12月
のものだが保存状態も良く、1本目に飲
んだ久米の井同様、以前飲んだ際の印
象と味わいは大きくは変わらない。生
原酒ならではのガツンとしたアルコー
ル感に、どっしりとした甘味、苦味が
やって来る。良い感じに若干の熟成香
も出ており、酸もあるので後口は爽や
かにキレる。 鯉が滝を登る勢いの良さ
にあやかった名前の通り、力強く存在
感の有る酒だ。 こちらも消え行くのが
惜しい限り。八幡浜のじゃこ天、鰹の
タタキなどと合わせて美味しく頂いた。