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蔵出しレビュー98
川鶴といえば『讃岐うらうでぃ』。それを飲む前に川鶴を経験することになるとは思いもしませんでした。米でこんなお酒が作れるのかという面白さがあるという店長の言葉に興味を持って購入〜
水酛かつ白麹という一般的な日本酒の枠を飛び越えた造りです。水酛といえば花巴ですが、あの甘酸っぱい癖は果たしてあるのか?
含んだ瞬間から酸味、酸味、甘味、わずかに苦味、そして酸味です。怒涛の酸味です。
甘さを感じる酸っぱすぎないレモンのような印象。いわゆる甘酸っぱいお酒ではあるんですが、酸っぱいが勝ってるかな。笑
その酸味についてもレモンとどこか梅っぽさをも感じます。水酛由来のものなのか、若干のクセとも言えますがこれが私は個性的で美味しいと思います。
TSUCHIDA F(2023版)のライトに寄せたお酒とでも言いましょうか。11%のアルコール度数らしくとても軽やかで飲みやすいお酒です。
日本酒でありながら日本酒らしくない面白いお酒!水酛や白麹の要素を知りたい、感じたい、楽しめるという方にはとてもオススメできる品です。