酒記「しゅき」
通常冷蔵庫から出したての感想。
香りは落ち着いている。ワイングラスで飲むのが良いだろう。
若いバナナのような微かにマスカットの香り。主張は少ないが洗練されている。
非常に軽やかで飲みやすくが旨みを感じる。飾り気のない素直なお酒だなぁと無垢の名前からも伺える。
生酛のコク深い味と酸、旨みを生かしつつ、クリアはクリアなんだが、上品なお米の芯を感じる甘みは流石…仙禽。
味わいは淡麗かな?からドッシリした旨みとピチッとした酸味。
女性に例えると、地方の好所のクラシックピアノと水泳習ってるお嬢様みたいな感じ。
食中酒には最適だと思う。お酒が主役ではなく食事を全面的に補填する存在。
飲み終わりのチリチリ感とジューシーな甘み、残り香はたまらない。
どの食事と合わせても間違いと思うが、お酒が常温近くで美味しいと感じたので暖かい料理とピッタリだと思う。
みぞれ鍋、ぶり大根、蒸し料理など最高かなと…イタリア料理とも合う。
口開けからさらに美味しさが増すので長くチビチビ飲む方にオススメ。
ここまでぺしゃないお酒も珍しい気がする。大体少し悪いところが出るのが通常なのに…