FSB
肴町の鍵屋さんで銘柄だけ見て購入。
なんとなく気になっていた銘柄。
生酛造りの酒は今まであまり意識して飲んだ記憶がない。
それらしい酸味が口の中で広がり、余韻として残り続ける。奥の方から、乳酸らしい丸みと美山錦の穏やかさも感じられるけど、酸味以外の味わいはスッとキレていく。とにかく酸味がスーッと伸びていく印象。
生酛ってもっと複雑な感じかと思っていたけど、驚くほどスッキリしている。
大好きな至と共通する雰囲気もあるけど、至から華やかさや香りを取り除いて食中酒としての役割を極めたかのようなスタイル。
しかもANAファーストクラス機内酒の経験者(酒)。
面白いお酒だったので大那の速醸系も飲んでみたい。
FSB
2024.1.5 開栓から4日経過。だいぶ味が開いて、まあるい酸味とお米の甘味と旨味がしっかり出て、生酛らしい雰囲気に様変わり。
舌の上で転がしていたくなる、丸みとまろやかさ。
こっちの方が好きかも。