なべ
なんだか安土桃山時代なラベル、人も酒も第一印象で判断するのはいけませんが、この手のキンキラは普段なら手にとることはないdeselected系。初めて入った酒屋のご主人の激プッシュにより一升瓶購入。果たして「座右之銘酒 淡麗うまくち」なる謳い文句の真価やいかに?
抜栓直後の印象は、なんだろう、トップノートからエステルバーストするファインフレグランス?ちょっと苦手すぎたので2週間程スティープし再トライ。あら不思議、ある意味とても個性的だったあのパフューム様は落ち着きました。しかしながら、うーん、冷やしても飛び切っても自分の好みには合いませんでした。
絢爛豪華なラベルを安土桃山調と思いこみましたが、群雄割拠の戦乱の世にあらず。パッと咲いてシュッと消える印象は、天下太平となった江戸元禄か、コロ禍もリーマンショックもまだ知らぬバブル紀(この字をつかうとジュラ紀くらい昔に思える)がしっくり来ます。
自分以外のお客様に買ってもらうべきでしたね、本当にごめんなさい。