marumaruo
HIZIRIZM飲み比べ、3本目。 滋賀県産 渡舟100%使用、精米50%、アルコール度数15%のこちら。ガス感、1番強かった!手を当てがいながら開栓したのに、栓が吹っ飛んでいった
滋賀渡船6号は面白い。県立農事試験場が開発した、明治時代に全国から集めた在来品種のうち、「渡船」と名を付けられたものがルーツとされ、1916年、優秀な個体を選抜してその特性が表れるようにする「純系分離」で品種改良されたとか。
大粒で、心白(米の中心部分)が大きく、雑味が少ないうまい酒に仕上がる。県の奨励品種として栽培。
その一方で、稲穂の丈が高いため風で倒れやすく、病害虫に弱い。実入りも少ないという難点。栽培の難しさから次第に敬遠され、兵庫県を主産地とする高級酒米「山田錦」に取って代わられるなどして60年頃に栽培が途絶えた。渡舟は滋賀県の宝米。酒米を知るのは面白い。
渡舟は吟醸香と、まろやかな味わいが心地良い。白麹、山田錦、渡舟の順番が良かったかも。改めて、酒米の面白さを知った、ような気がする